お子様の歯を守るのは親御様の役割です


  むさし新田駅前保育園検診風景

小さな子供は成人に比べて虫歯ができやすく、進行が非常に早いのが特徴です。しかも痛みに慣れていないため、治療が難しくなります。

最初に生える永久歯は6歳臼歯です。前歯が揺れ始めたら6歳臼歯が生える頃です。6歳臼歯はとても虫歯になりやすく、ご自宅の歯磨きだけでは虫歯になってしまいます。下の6歳臼歯が生え始めてから5年間で虫歯になるお子さんは8割以上というデータがでています。最も虫歯リスクの高い生え変わりの時期に虫歯を作らずに過ごせれば、その後、虫歯に悩む確率が非常に低くなります。

当院の歯科衛生士と一緒に虫歯ゼロを目指しましょう!
仕上げ磨きは8歳頃まで推奨していますので、親御様の協力が必要となります。

当院の小児歯科のポリシー

母子分離の考えにのっとって、当院では基本的にはお子様の治療時に親御様の同席をご遠慮いただいております。

「まだ小さいのにひとりで治療を受けさせるのは心配」という親御様もいらっしゃると思いますが、私たちは医師と子供が信頼関係を築くためには、親御様を通して会話するのではなく、2人で向かい合ったほうが好ましいと考えています。
もちろん治療前後には、親御様に処置内容をご説明致しますのでご安心下さい。

当院はお子さんとコミュニケーションするなかで、可能な限りひとりで治療を受けてもらえるよう努めています。
無理にでも治療を進めなくてはならない場合は、必ず親御様にご了解をいただいたうえで治療しますのでご安心ください。
また、当院は「むさし新田駅前保育園」、「丸子幼稚園」の園医も勤めています。

お子様を歯医者に連れていくタイミング

小さいお子様をお持ちの親御様から、「初めての歯医者さんって、いつ頃行ったらよいのでしょうか?」と聞かれることがあります。親御様が小さい頃は「歯医者は虫歯になってから行くところ」という認識が当たり前だったこともあり、タイミングがよくわからないのでしょう。

乳歯が生え始めたら、お口のケアを始めましょう。当院ではお子様の年齢に応じた予防処置・予防法指導を行っております。お子様の歯に関して気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

小児歯科の処置方法

小児歯科の処置には、いくつかの種類があります。
医師が、お子様の年齢や口腔内環境に合わせてさまざまなアドバイスをいたします。

ブラッシング指導


シーラント


歯科衛生士が正しいブラッシング方法をお教えします。 奥歯の溝を埋めることで虫歯を予防する処置です。

フッ素塗布


PMTC


歯の再石灰化を促すフッ素を歯に塗布することで、虫歯になりにくい口腔内環境を作ります。 専門器具を使ってプラークや歯石を取り除き、専用のフッ素ペーストで歯を丁寧に研磨したのちフッ素を塗布します。

過剰歯の抜歯


矯正(床タイプ)


乳歯でも永久歯でもない余分な歯(過剰歯)を抜き、永久歯が正しく生えるスペースを作ります。 取りはずし可能な矯正装置を使って、永久歯が正しく生えるように咬合誘導します。

青木歯科オフィスではお子様を含めた地域の皆様の虫歯罹患率減少を目的とし、フッ素塗布などの予防的な処置を行っています。
くわしくは予防プログラムをご覧ください。

当院の小児矯正

当院では、お子様の将来的なお口のトラブルを予防するための小児矯正を行っています。成長段階にあるうちに矯正治療をすると、顎の成長を正しく導くことができます。

小児矯正は、大きく「(1)永久歯が生え始めた頃に、永久歯がきれいに生えるための環境を作る段階」と「(2)生えた永久歯を正しい歯列に整える段階」の2つにわけることができ、(1)の治療のことを咬合誘導といいます。咬合誘導は「混合歯列期」(乳歯と永久歯が混合している時期/約6~13歳)に行うのがよいとされています。

妊婦さんに知っておいていただきたいこと

妊娠中のどの時期であっても、通常の歯科治療は可能です。しかし胎児や母体への負担を考えれば、比較的安定している妊娠中期(4~7ヶ月)が望ましいといわれています。

麻酔について

妊婦さんが気にされるもののひとつに麻酔があります。通常の歯科治療で使うリドカイン(キシロカイン)という物質は胎盤を通過しますが、無痛分娩に使われる量よりもはるかに少ないことから、胎児への影響はほとんどないと考えられています。安心して治療をお受けください。

レントゲンについて

レントゲンが胎児に及ぼす影響として、催奇形性・発がん・発育遅延などが挙げられますが、歯科用レントゲンにおける被ばく量はこれらを引き起こす量よりもはるかに少ないので、問題はないとされています。ちなみに、胎児に障害が起こり得る被ばく量というのは1回で10ラド(放射線の単位)以上といわれていますが、歯科で使用する場合は1回で0.4~0.5ラド(もっとも放射線源に近い部位)です。

薬について

妊娠中は肝臓・腎臓の機能が低下するため、妊娠中毒症の場合には腎臓から排出されるセファロスポリン系、ペニシリン系、テトラサイクリン系の抗生物質は慎重に使用するか、別の種類に変える必要があります。胎児への影響が強い薬としては、テトラサイクリン系、クロラムフェニコール系、サルファ系の抗生物質が挙げられます。

妊娠中の患者様に薬を使用する際には細心の注意を払い、必要最小限を使用します。

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